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京都ルネス病院メンズヘルス外来 診療中 泌尿器科専門医であり、メンズヘルスケアをライフワークとするDr.Kobaが、いつまでもカッコよく元気で過ごすため秘訣を伝授!

PM2.5暴露で精子の質が低下!?

皆さん、おはようございます。

Dr.Koba です。

 

今回は話題のPM2.5精子に及ぼす影響を研究した論文です。

台湾での研究です。

 

www.ncbi.nlm.nih.gov

 

正直僕の英語力と統計解析力の力と読解力、何よりPM2.5への知識が及ばずあまり深いところまで理解できませんでした。

おそらくあっているだろう、と言うところを解説します。

この論文を読んでよく理解できた、と言う方是非教えてください。

 

研究方法

期間 2001年から2014年

場所 台湾

検診を受けた男性 15−49歳 6475人 の精液検査を解析

PM2.5への短期暴露(3ヶ月)と長期暴露(2年)の比較

 

結果は

PM2.5への暴露が上がると 精子の正常形態率が低下 するとのこと。

要は変な形の静止が増えるんですね。

2年の平均PM2.5濃度が5μg/m3増加するごとに精子の正常形態率は1.29%低下するんですって。

 

しかしながら

精子濃度は上昇するとのこと。

なんと1mLあたりの精子の数が増えるそうです。

この理由としては

PM2.5などの化学物質に少量晒されると、卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)が増えることが報告されています。

これはどう言うことかと言うと、FSHは精子形成を促し、LHは男性ホルモンの分泌を促します。

要は環境ホルモンというやつでしょうか。

そのため、精子が増えたのでは、とのことです。

あくまで仮説ですが。

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精子の濃度は少し濃くなりますが、奇形精子が増えてしまいますので、やはり精子形成によくない影響を与えるのでしょう。

 

しかし、精子濃度が少し増えるのにはびっくりしました。

 

難しい論文でチンプンカンプンでしたが、 google先生と解説の文献を読んで

ほんわかとわかりました。

もっと英語を勉強しなければなりません。

 

まだまだ勉強が足りません。

 

 Dr.Koba