皆様、こんにちは!
Dr.KOBA です!!
さて、今日はテロメアについてです。
テロメアとは聞いたこともある方も少なくないのではないでしょうか。
テロメアを制する者はアンチエイジングを制する、と言っても過言ではありません。
テロメアとは染色体の末端に位置する構造で、細胞が分裂するたびに少なくなって行きます。ある程度少なくなってしまうとその細胞は分裂できなくなります。
分裂することでフレッシュな細胞が生み出されるので、それができなくなると古い細胞となってしまい新しい細胞のような働きはできません、それが老い、という現象として現れます。
少々乱暴な説明ですが、このように認識していただいて構いません。
ヒトテロメアDNAとRNAおよびその応用 より引用させていただきました。
上記のように、染色体の端っこにあるものがテロメアです。
そもそも染色体とは何か?
人の遺伝情報はDNAに記録されています、それが大量に折りたたまれたものが染色体になります。
染色体は母から1本、父から1本の23組、合計46本で成り立っています。
各々のペアは番号がついており、それぞれ異なる遺伝情報が含まれています。
染色体は本、DNAはその本のページ、と思っていただけるとわかりやすいかと思います。
染色体遺伝子検査のわかりやすい説明ガイドライン より引用
http://www.jacga.jp/wp-content/uploads/2015/11/guide-line1_1.pdf
22番までが常染色体、23番が性染色体と呼ばれています。
女性はXX, 男性はXY です。
要は男性になるためにはY染色体が必要ということになります。もっと正確に言えばY染色体内のSRY遺伝子(Sex-determining region Y)の遺伝子発現が必要です。
話がテロメアから逸れましたね汗
いつかまたゆっくりと書きたいと思います。
さて
その染色体末端にあるテロメアですが、これが短くなることが老化につながるわけです。
なので、このテロメアを短くしない、もしくは、伸ばしてしまう、とうことをすればアンチエイジングにつながるというわけですね。
このテロメアの長さですが、測定することができます!
テロメアによる年齢を測定することで自分の今の状態を遺伝子レベルで把握することができ、その後の生活習慣改善に繋げることができます。
僕が務めることになる 京都ルネス病院でも導入予定ですので興味がある方は是非ご検討くださいね(宣伝)。
次回は、テロメアについて、どうやればできるだけ回数券を使わずに済むか、最新医学テロメアを伸ばす、などについてご紹介いたします。
それでは皆様、読んでいただき誠にありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。 Dr.KOBA