皆様、おはようございます。
Dr.Koba です。
最近書いた2件のブログが大変好評をいただき嬉しい反面戸惑っております。
しばらく ゼロPVで書いていたので嬉しい事です。
皆様、本当に有難うございます。
比較的科学的根拠のある真面目な男性問題(下ネタ)として楽しんでいただければ幸いです。
インターネットを見ていて、(一応)専門からするとどう考えても理論破綻しているサイトが結構あります。
科学でも色々な結果や考え方があるので、解釈は沢山ありますが、それでもその解釈は無茶だろう、というものが散見されます。
足りないところは多々あると思いますが(グラフには沢山注意を受けました汗)が、なにぶん仕事をしながらの更新なので、寛容な心でみていただけると幸いです。
できるだけ頑張ります。
さて
今回のお題は 前回でも少し触れた
射精後の不応期(いわゆる賢者タイム)
です。
男なら(特に30歳を超えた)経験する射精後の無力感・喪失感・自己嫌悪感・眠気・性欲喪失のことです。
特にオナニーで顕著ですね。
セックスでも射精後すぐに寝たり、イチャイチャしてくるなよ、と思ったりもしますよね。
今日の性欲はすごい!3回くらい出せそう!
と思っても一度の射精で戦意喪失してしまったことはこのサイトをみる殿方は、一度は経験していることと思います。
射精後の性欲喪失は進化の過程でいつまでも盛っていないようにする自己防衛機構だ、というものをよく見かけます。
僕もその考え方に賛成です。
そしてそれを引き起こしているものが
プロラクチン
というホルモンではないか、と考えられています。
先日ブログに載せたプロラクチンのホルモン動態を参照。
プロラクチンは 乳汁(おっぱい)の分泌に重要なものです。
射精した後もぐんっと分泌されています。
興味深い論文です。
Absence of orgasm-induced prolactin secretion in a healthy
multi-orgasmic male subject
沢山連射できる射精後のプロラクチン分泌がない男性
の症例報告です。
前回のブログで参考文献を提示しなさい、と意見をいただきましたので今回のブログで紹介させていただきます。
前述の通り射精後のプロラクチン分泌が性欲を下げるのですが、
射精後のプロラクチン分泌がない男性は賢者タイムが起こらず
最初の射精と同様に気持ちよく何度もオーガズムを迎えることができる
とのこと。
■がその男性ですが、射精↑後もプロラクチンの上昇がほとんどありません。
賢者タイムはプロラクチン が鍵を握っていると言って間違いないでしょう。
射精一つとっても、体のホルモンというものは敏感に反応しています。
射精後のプロラクチンを上昇させないことが賢者タイムを遠ざける道のようです。
とは言っても、賢者タイムがあるからこそずっとオナニーせずに済むわけですからプロラクチンに感謝しましょう。
注;プロラクチンも大事なホルモンですので、正常な人がわざと下げるようなことはやめましょう。
Dr.Koba
グルメ日記
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