みなさん、おはようございます。
Dr.Koba です。
プーケットに旅行に行ってましたので、更新が滞りました。
何度か現地でブログを更新しようとトライしたのですが、なかなか写真がアップロードできなかったので早々に諦めて、プーケットを満喫してきました笑
リフレッシュして元気一杯ですので、気合を入れて更新していこうと思います。
男の味方、を目指す Dr.Koba は 体のことだけでなく、色々な男のトラブルをできるだけ手助けしたいと願っています。
今回のお題は 痴漢冤罪 について。
気合を入れて専門家の意見を取り入れつつ書き上げました!
まず痴漢冤罪に出会わないように
1. 両手をあげる
2. 分厚い手袋をする
3. 欲を振り切って、綺麗な女性がいても、女性に対しては背を向ける
などが挙げられます。
そもそも電車に乗らない、という選択肢も笑い事ではなくあります。
自転車通勤に切り替える、会社の近くに引っ越す、田舎に転勤願いを出す、など。
難しいですが。
まずは疑われないように気をつけることが重要です。
それでも、過去のとんでも痴漢冤罪では犯人にでっち上げられることがあります。
なので、まず疑われないように気をつけることは前提条件で、もし痴漢冤罪に出くわしてしまったらどのように対処すれば良いか、を共に探していきましょう。
友人の優秀な弁護士、に問いただしました。
彼は僕の友人ですが、司法試験の予備試験(大学院卒業を待たず合格すること、狭き門で、簡単に言うととっても優秀ってことです)を合格したツワモノです。
痴漢冤罪について
はっきり言って、答えはありません。
男として非常に残念です。しかし、最善の策について議論しました。
まず、してはいけないこと。
無策で駅員室に着いていく
これは絶対にしてはいけません!
自分はしていないから大丈夫、無実が証明される、と大人しくついて行ってろくなことはありません。
裁判は疑わしきは罰せず、が原則ですが(怪しいものですけど)、犯罪は疑わしきは捕まえる、だそうです。
捕まると大変です。逮捕・拘留されて最大23日、捕まります。。
女性がこの人痴漢だ!と騒いでいる時に、痴漢冤罪かもしれない、と助ける人はごくわずかです。
多くの人は、痴漢最低、と眼差しを向けてきます。
基本的に、周りは全て敵だと思ってください。
痴漢冤罪に出くわすと、次に起こす行動は2パターンです。
①駅員室・警察についていく
②その場から立ち去る
基本的に現行犯逮捕ですので、②を選択できるとかなり有利になるとのことです。
なので、ネットでは逃げる、ということが推奨されていますね。
しかし、この逃げる、ということはすごくリスキーです。
立ち去る時にもっとも気をつけなければならないことは、逃げる際に別の事件を起こさないことです。
何言ってんだ!?と思うでしょうが
逃げる際に人を突き飛ばして怪我をさせる(傷害罪)、線路に逃げる(鉄道営業法違反)、などのことが十分に起こり得ます。
特に線路に逃げた場合は列車にはねられることもありますので、線路に逃げるということは選択しないほうが良いです。
痴漢指摘され線路に飛び降り、電車にはねられ死亡:朝日新聞デジタル
あとあからさまに逃げると、正義感の強い方々に取り押さえられるというリスクもあります。
逃げるではなく、立ち去る。
名刺や連絡先を書いたメモ、を渡して立ち去る。
→友人の弁護士より 名刺を渡すやり方は現在では実は有用ではない、との指摘をいただきました。このことについては後述します。
僕は身分証明を渡さずに立ち去るのが一番良いかと思いますが、、、
会社名があると、会社に突然警察が来ることも考えられますので、リスクが高いかもしれません。
とにかくまず立ち去ることができれば手を打てます。
弁護士に連絡して、会社に顛末を報告して、家族に報告して、、、ということは恥ずかしいかもしれませんが周りに状況を伝えることは大事です。
①を選択せざるを得ない場合。
多くが立ち去れないと思います。
しかしながら、とにかく冷静に否定し、無策で素直に付いていかないことが肝要です。
うっかり警察に連行されると、痴漢の現行犯として逮捕され、
警察に引き渡しされると72時間、拘留で20日間拘留される可能性が出てきます。
まずは、録音・録画 です。
現在の状況、女性の供述を記録しておきましょう。
そして自分の格好。手袋をしている、勃起していない、カバンを持っている
などとにかくなんでも記録しておきましょう。
どんどん女性の主張が変わっていくこともよくあることです。
女性の主張の信憑性を崩す、ということがとても重要になるとのことです。
まずは現状をしっかりと記録することが大事です。
そして
着衣の繊維鑑定を申し出しましょう。
僕もすぐにできるかどうかわかりませんが、繊維が付いていなければ触っていないという強い証拠になり得ます。
→ 友人の弁護士より 着衣鑑定の功罪 についても説明をいただきました。これも後述します。
とにかく弁護士の先生に電話!
知り合いがいればベストですが、いなくても当番弁護士制度というものがあるようなので、そこに電話です。
警察での逮捕から拘留になりますが、拘留には手続きが必要です。
拘留させないように、弁護士の先生にお願いしましょう。
当番弁護士制度→
日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:逮捕されたとき
まとめ
痴漢冤罪を避けるなら
そもそもの原因を作らない
満員電車に乗らない
女性に近づかない
痴漢できないような体位をとる
万歳をしておく
女性には背を向ける
手袋をする
疑われてしまったら
極力警察まで付いていかない。
逃げる ではなく、立ち去る。
特に線路に降りて走ることは絶対にやめましょう。
防犯カメラから全国放送で晒されることに加え、鉄道営業法違反にも問われる可能性があります。
立ち去ることができない場合は
とにかく記録、録音・録画。
着衣鑑定
弁護士の先生へ電話!
痴漢はもちろん許されないことですが、痴漢冤罪もその人の家庭・仕事・人生をぶち壊す恐ろしいものです。
知識をつけて戦いましょう。
友人弁護士にブログの校正をお願いしたところ、とても丁寧な校正をしていただけました。
僕が編集するよりも、それをそのまま掲載した方が良いと判断いたしましたので参考にしてください。
お忙しい中とても丁寧な対応をしていただいた友人へ、心より感謝を申し上げます。
以下、校正を掲載。
1 もし留まるとしたら、録音・録画、着衣繊維鑑定を行うべきか
→おっしゃるとおりと思います。
録音・録画や着衣繊維鑑定は、後の捜査(=起訴前。検察官が起訴するかどうかをジャッジする段階)や裁判(=起訴後。裁判官が有罪かどうかをジャッジする段階)において、女性の供述の信用性を崩すための証拠となります。
録音・録画に際しては、女性に先に言い分を言わせることがポイントとなってきます。
こちらから先に言い分をいうと、女性に整合性のあるストーリーを作られてしまいます。
どの駅から乗ったのか、どの駅から触られたのか、
どういう風に触られたのかなど、
具体的にしゃべらせることが大事です(典型的には、
女性がA駅から触られ始めたと主張した場合、
自分がA駅より後に乗り始めたことを
パスモなどにより証明できれ
ば、即座に女性の供述の信用性は崩れます)。
また、対抗手段として、
名誉毀損罪で告訴するといい続け、
これを録音することを推奨するものもあります。
2 名刺を差し出して去るというのはよいことか
→実は現在では、名刺を差し出して去ることは有効な手段とは考えられていません。
また、ブログでも書いていただいているとおり、名刺を差し出すと、会社に来られるというリスクもあります。
名刺は差し出さずに立ち去るのがベストだと思います。
従来、名刺を差し出すことが推奨されていた根拠は以下のようなものでした。
刑事訴訟法では、一定の
軽微な犯罪(30万円以下の罰金)については、被疑者が住居不定の場合(又は正当な理由なく警察の出頭要求に応じない場合)にのみ逮捕できるとされています。
かつては、痴漢もこの軽微な犯罪に当たっていたことから、名刺を差し出せば住居不定に該当せず、逮捕されないと考えられていたのです。
しかし、現在の東京都
迷惑防止条例では、痴漢は「
6月以下の懲役または50万円以下の罰金」
に引き上げられています。
ゆえに、住居不定でなくても、罪証隠滅(被害者を脅すといったことも含まれます)や逃亡のおそれがあれば痴漢についても逮捕されることになるため、名刺を差し出しても逮捕される可能性は消えません。
そのため、現在では、名刺を差し出すことを推奨する根拠がなくなっているといえます。
3 理想の切り抜け方
→ご指摘どおり、さっと立ち去ることかなと思います。
本当にやっていないのであればその場に留まる義務はありませんし。
もう少し秩序に従った切り抜け方としては、その場に留まった上で、前述1のとおり録音・録画や繊維鑑定を駆使したり、自分の近くに立っていた人を捕まえて自分が触っていないことを証言してもらったりして、とにかく自分がやっていないことを警察・検察に認めさせる、これにより釈放・不起訴としてもらう、という方法になるかと思います。
面倒ですが、全部を完璧にできるなら、立ち去るよりも有効な手段かもしれません。
ただし、この手段にも、繊維鑑定をしたら手から繊維が出てきた上にその繊維と女性の着衣の繊維が区別が付かない、自分がやってないことを証言してくれる人が見つからない、自分の近くに立っていた人を捕まえたら「この人やってましたよ」というような不利な証言をされる、といった事態は考えられます。
そのため、ノーリスクの切り抜け方はなさそうです。
4 実現できるかギリギリの切り抜け方
→逃亡でしょうか。
ご指摘のとおり、リスクは高まりますが。
ちなみに、逃げたことは裁判で不利に扱われるとの考え(やってなければ逃げないという論理)もありますが、これは個人的にはどうかなと思っています。
これほど痴漢が社会問題化していて、逃げることも有力な方法とされている中で、「やってはいないが、とにかく逃げないと終わりだと思ったから逃げた」という弁解は成り立つと思います(むしろ一番重要なのは、女性の供述の信用性です)。
Kobaの感想
逃げる、という選択肢はないものと思ってましたが逃げるのも最悪選択肢の一つであるとのこと。これは逆の見方をすれば、いかに痴漢冤罪が捕まってしまうと不利な戦いで甚大な被害を被るか、ということを弁護士の目線からの率直な意見なのではないか、と思います。
とにかく逃げる際には、他人に危害を加えない・線路には逃げない、これを肝に命じてください!!
そして女性の供述の信憑性、というものが裁判の重要な位置を占めるということ。
しっかりと、最初の供述をしっかりと記録しておきましょう!!
5 最悪のシナリオ
→駅員室に行って、女性の供述の信用性を崩す証拠も集められないまま、逮捕・起訴され、裁判で有罪となる。逃亡途中に捕まって、逮捕・起訴されて、裁判で有罪となる。
いずれにしても、逮捕・起訴されて、裁判で有罪とされるのが最悪の結末だと思います。
会社から解雇されることにもつながるでしょうし。
起訴されないようにする、裁判で有罪とされないようにするという意味では、やはり、その場に留まるのであれば、録音録画や着衣繊維鑑定、近くにいた人の証言など、女性の供述の信用性を崩すための証拠を初期段階から集めておくことが大事だと思います。
痴漢 NO! 痴漢冤罪 NO!
痴漢があるから痴漢冤罪が起こります。
痴漢はもちろん悪です!
痴漢冤罪も悪です!
痴漢のない世界を目指しましょう。
痴漢冤罪について
手前味噌ではありますが、今回は他の痴漢冤罪を扱ったサイトと比べても非常に有意義なブログにできたのでは、と思います。
それでも述べたように完璧な対処法は存在しません。
ご意見・ご感想があれば、今後のためにもどしどしお寄せください。
少しでも一所懸命に働く男性の助けになれば、と切に願います。
Dr.koba